1957年生まれ。九州芸術工科大学(現九州大学) 芸術工学部卒業。同大学の大学院芸術工学研究科博士後期課程に社会人入学し単位取得退学。1980年4月より、富士通株式会社のデザイン部門で40年間に渡り「ビジネスと社会に貢献するデザイン」活動を展開。ICTに関わる領域を中心に幅広く豊富な実践経験と知見を有し、その活動実績は、プロダクトデザイン、スペースデザイン、UI/UXデザイン、サービスデザイン、ビジョンデザインなどあらゆるデザイン領域におよぶ。ビジネスとの関係から見ると、BtoC領域、BtoB領域の商品やサービスの企画・構想、デザイン開発から、プロモーションやブランディング業務まで総合的な実践経験を有する。また、ビジネスのグローバル展開に際し、一貫した企業イメージを創るためのコーポレートコミュニケーション業務にも携わり、グローバルな企業イメージの確立とブランド価値拡大に貢献するデザインにも精通している。2012年より、富士通デザイン株式会社の代表取締役として、企業顧客の情報システムやサービスビジネスに対して、デザインソリューションを提供するコンサルティング・ビジネスを展開し、8年間に渡りデザイン会社を経営してきた。直近では顧客のイノベーションのための「DXコンサルティング業務」を立ち上げ、顧客企業が進めるBtoBtoCビジネスに貢献するデザインも実践してきた。
また、インハウスでのデザイン活動の傍らで、大学や社外委員会などでの講演や委員を務め、デザイン人材の育成や国のデザイン政策への提言も行っている。これまでに、国際ユニブァーサルデザイン協議会理事、JEITAデザイン委員会委員長、CIAJデザイン委員会委員長、経済産業省高度デザイン人材育成研究委員会委員、経済産業省デザイン思考活用促進検討委員会委員、日本人間工学会アーゴデザイン部会長などを歴任。加えて、九州大学客員教授、筑波大学、千葉大学、首都大学東京大学院、その他多数の大学、大学院で非常勤講師を務め、デザイン人材の育成にも注力してきた。